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「活動基準に書いてあればなあ」



 

救急現場活動中、AにするかBにするか悩んだ時にどう対処していますか? 

対処方法が活動基準に示されていれば現場隊員の負担は精神的にも減ります。

最近こんな体験をしました。ある消防本部で、かつて救急活動記録票の書き方自主的勉強会を少人数のグループに分けて実施したことがあります。その本部から再び救急活動記録票の書き方自主勉強会を依頼されて行ってきました。さすがに自律的に勉強しただけあって随分としっかりした書き方になっていました。

不搬送の実例を題材にワークショップを行ったところ、119番通報時は搬送を希望していた傷病者が何故不搬送に心変わりしたのか、という肝心かなめの点が不記載でした。そこで、その点を参加者に尋ねると、現場活動においてそのことを尋ねるやりとりをしていないために、実際に実施していないことは書けない、という回答が返ってきました。つまり、何を書くべきか認識できているが、当該現場活動で実施していなかったのです。書き方勉強会のピットフォールでした。私も、そこまで気付いていませんでした。このことを解消する最も確実な方法は、活動基準に「心変わりしたことの確認をとること」あるいは「不搬送になったいきさつを警防本部に連絡してから引き上げること」といった、不可欠な活動を促す内容を書き込んでおくことです。

今回の塾では、現場隊員にとって安心安全な環境を確保し、法的責任を現場隊員が問われないようにするために、活動基準に明記してほしいこと、について考えます。まずは、自分の所属する基準を確認してご参加ください。こういう点が書いてあれば現場は助かるのに、ということについて参加される皆さんと考えてみましょう。ただし、あまり細かい点まで明記してしまうと、かえって活動がしにくくなってしまうことへの配慮も必要です。


令和8年1月20日火曜日午後7時から塾を開きます。

年末は何かと気ぜわしいので、年が明けてお正月気分が薄れた頃に開くことにします。今年も皆さんと一緒に考えることで私自身色々なことを学ぶことができました。来年もよろしくお願いします。

 
 
 

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