「モチベーション」
- 太一 尾崎
- 6月4日
- 読了時間: 2分
更新日:6月4日
救急救命士制度が始まって30年以上経過しました。今、救急隊員や救急救命士を目指している世代の人たちにとって、救急救命士は生まれた時から存在する当たり前の存在・資格です。
救急救命士制度が誕生した頃の消防の救急救命士の人たちには、新たな制度・資格に対する期待と、自分たちで発展させていこうという意欲が強く感じられたものです。各地に救急救命士会が立ち上げられ、自主的な勉強会が誕生していきました。モチベーションの高い人たちと評価されていました。ところが、今救急救命士の資格を得た若手救急隊員には、その気迫・気概・モチベーションが低いと評価されがちです。しかし、考えてみれば、すでに制度の大枠はほぼ固まり、新しい手技も種々の事情から簡単に増えていかないのが現実です。いはば「閉塞」状況に入っているのが救急救命士制度と言い得ます。そのような中で、モチベーションを高めていくことは、かなり「きつい」ことと言い得ます。しかも、情報公開の時代、アクシデントが起きると、当事者は厳しい立場に追い詰められます。搬送困難事案も含め、搬送件数は未だ増加傾向にあり、多忙な職種になっています。働き方改革も、こうした傾向を減じる役目に必ずしもなっていません。
6月の塾では、こうした環境下において、現場隊員のモチベーションを上げていくにはどんなことが可能か、魅力ある職場にするためにはどんな工夫が求められるのか、と言った「前向きな」姿勢で、職場環境を改善し、ストレスを減少させ、紛争予防の視点から無用な紛争を起こさせない環境整備について、参加者と考えていきたいと思っています。
気楽にご参加ください。「気づかされる企画」です。
日時 令和7年6月17日火曜日午後7時から
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